ご先祖さまの贈り物

 

「今までに特に強いストレスを受けるような出来事に遭遇したことはないのですが。」

「子供時代に愛情を受けて育ち何も問題がないと思います。」

 

セッションに来られるクライアントさんの中に、ご自身は今までに強いストレスを感じたことがないとおっしゃるのに、ひどい不調を抱えている方がおられます。

 

強い偏頭痛、情緒不安定、間接の痛み、心臓の脈が不規則‥

 

もちろん症状がひどい場合は、必ず先にお医者様に診断してもらうようにクライアントさんにお願いしています。

 

それでも原因が分からない‥‥

 

不調の原因は『出生時のトラウマ』

キネシオロジーの筋肉反射テストによってそのように答えが出ることがあります。

 

『出生時のトラウマ』とは、帝王切開、逆子、臍帯巻絡(へその緒が首に巻き付いている)、鉗子分娩など、難産を体験し自力でスムーズに生まれてこれなかった胎児が受けるショックのことです。

 

身体が柔軟に動かず、道は思った以上に狭い、肩の辺りで引っかかってしまってこのままでは力尽きるてしまう。誰か助けて〜。

無痛分娩の麻酔の効き過ぎで上手く誘導してもらえない、自分の身体ももう動かない。どうすればいい? ちょっと待って〜!パニックだぁ〜!まだ心の準備ができていないのに、無理やり引っぱり出されるよぉ〜。

 

とにかく誕生初日に「死ぬような目に遭った。」のです。

 

胎児が母体から出る時は「命がけの仕事」なのです。

ですから難産を体験するというのは、戦争で銃を突きつけられ殺されそうになった兵士や、森で月の輪熊に噛み付かれそうになった遭難者と同じ恐怖感を受けた、といっても大げさではないのかもしれません。

 

「そんな記憶もない胎児の体験が現在の不調に影響しているわけがない。」と思われる方は沢山いらっしゃるでしょう?

 

それがそうでもないのです。

脳内を探せば必ずどこかに残っている、命を脅かされた「トラウマの記憶」。

その記憶は意識上に上がってこないので今は思い出せないだけで、身体にしっかり刻み込まれているのです。

 

セッションでそれらの「出生時のトラウマ」を解消して、不調が改善したクライアントさんは結構いらっしゃいます。

お子さんの抱える問題、学習能力の低下、登校拒否なども、原因が出生時にあるケースが多々あります。

 

ということは難産で生まれて来た人は皆、その「トラウマの記憶」を解消する必要があるのでしょうか?

 

はい、私はそのように考えます。

 

特にひどい不調として現れていなくても、出生時に感じた “恐怖” を取り除き、自力で道を開いてこの世に出て来れなかった悔しさ、“後悔の念” から解放されれば、「アレッ?何かが今までと違う。」と感じるはずです。人生の節目節目をスムーズに乗り越えて行く為のエネルギーを取り戻し、もっと自分らしい人生設計に集中できるようになると思うからです。

 

ところで、実は今日は「トラウマの記憶」に関するもっと驚かされる話があるのです!

聞いて頂けますか?

 

それは、『ご先祖さまの受けたトラウマの記憶が遺伝子を通してあなたの身体に宿っている!』

ほとんどホラー番組のタイトルのようになりましたが‥‥。

 

最近のセッションで『先祖のトラウマ』が不調の原因、と答えのあった3件の実例をあげます。

  • 祖父は彼が生まれて間もなく戦争で両親を亡くし、親が不在の家庭で兄弟に育てられた。
  • 祖母は乳児の時に親が何らかの理由で彼女を育てられなく、道に捨てられたので出身が分からない。
  • 父親はナチスの強制収容所から16歳で逃げてきて、その時に人を殺しているかもしれない。

このように箇条書きにしてしまうと、昔はよくあった出来事で、大したことのないように思えますが、ちょっと良く考えてみて下さい。

 

両親を亡くした悲しみ、生活への不安、親からの愛情を受けることのない寂しさ。

乳児であっても感じるであろうと思われる、このままでは餓死してしまう恐怖。

捨てられた悲しみ、不安、そして両親に対する怒り。

収容所での虐待、明日は自分の番かも知れない死の恐怖、人を殺した罪の意識、想像を絶するトラウマ。

 

今年2018年で戦後73年ということは、私たちの曾祖父母、祖父母のほとんどは死ぬか生きるかの恐怖を味わい残存してきたことになります。

目の前で家族や親しい友人が殺される恐怖、まだ若い愛息が軍隊に召集される苦しみ、戦争で最愛の家族を亡くす悲しみ、餓死、不治の病への不安と、皆トラウマを抱えていた訳です。

 

自分たちは体験していない、想いもしない遠い昔の出来事‥

私たちは多かれ少なかれ我々の先祖のトラウマを受け継いでいると考えるべきなのでしょうか?

 

ここに驚くべき研究発表があります。(やっと今日の主題にたどり着いた!)

 

『トラウマがそれを受けた被害者の遺伝子に生物学的に形跡を残す。』ということが、ジュネーブ大学の最近の研究で明らかにされました。

 

スイスのニュース番組で報道された映像をYoutubeで見ることができますが、

その内容は以下のようなものです。

https://youtu.be/1gQS4qf6Lv0

 

 幼少時代に虐待、性的暴行、辛い体験などトラウマを受け、精神科医にかかっている患者さんの遺伝子を調べたところ、DNAが明らかに変形していることが観察された。DNAにトラウマの傷跡がつくというわけだ。(写真参照)

 

トラウマはゲノムの中に刻印され、遺伝子が細胞分裂する度にその傷跡は生き残っていく。

 

トラウマの記憶が刻印された遺伝子はその後、親から子へ、そして子から孫へと遺伝して、最低でも三世代は受け継がれていくのことがわかっている。

 

祖父母の受けたトラウマの形跡は親の遺伝子を通して、孫である自分に受け継がれるというからそれは驚きだ。

 

DNAの傷跡は測定が可能であり、このような観測記録がある。

旦那に自分の娘を強姦されたことを知りショックを受けた女性(祖母)、実際に強姦の被害者であるその娘(母親)、その行為により生まれた子供(孫娘)の3種のDNAを測定したところ、

写真のグラフの様な結果が出た。

 

  • 祖母(旦那に自分の娘を強姦された女性)
  • 母親(義父に強姦された被害者)
  • 孫娘(強姦により生まれた子供)

 

3人のDNAともに高いストレスの数値が観測されるが、驚いたことに実際に強姦を体験した母親(被害者)のDNAのストレス値より、強姦の体験のない孫娘のDNAストレス値の方が高いことが観測されている。

 

即ち、DNAのトラウマの傷跡が一番深いのは実際に被害を受けたトラウマによる傷跡ではなく、遺伝子から受け継がれ、DNAに組み込まれた傷跡というわけだ。(以上スイスのニュース報道の概要)

 

この研究発表を見る限り、現在の不調が

記憶のない胎児の『出生時のトラウマ』に影響されているという考えはもとより、

自分が体験したこともない『ご先祖様の受けたトラウマ』の影響をうけている可能性が、充分あるということになります。

 

そして、朗報はこれらのDNAの傷跡は薬、又はセラピーで抹消することができるということです。

トラウマの記憶、それによる精神的なストレスが解消されると、DNAに刻まれた傷跡も消え、私たちの本来あるべき健康な姿を取り戻すことが可能なのです。これは希望が持てる嬉しい報告です。

 

フランス人の神経精神科医 Boris Cyrulnik(ボリス シルニック氏)は、彼の「トラウマの記憶」という講演の中で、「セラピーにより解消されたトラウマの傷跡は即座に消える。」と発表し、幼少時代のトラウマはできるだけ早く処理すると後遺症を残さないことも伝えています。

 

キネシオロジーのセッションで「エネルギーバランス調節法」を施術すれば、効果的にトラウマを解消することができます。傷跡のない美しく整ったDNAを取り戻すことにより、健康で穏やかな生活を送れるというわけです。

それだけではなくこれから子供をつくられる若い方々は、よりピュアーな遺伝子を子孫に残せるということになります。

 

キネシオロジーはその効果が認められても尚かつ、エソテリック(秘教的)な怪しいものと誤解されやすいものです。このような医学的、科学的な研究発表がされ、今までは謎めいて信じがたいとされていたことが、明らかに当然のこととして私たち皆の意識の中に定着していくことは、とても励みとなる喜ばしいことです。

 

キネシオロジーの試行がシークレットやタブーのない、健全で明解なアプローチであることを伝えていくのが私たちプラクティショナーの役割であると心得て、人間の身体の持つ神秘への理解と、本当に健康な状態とは何かという見解を深めるために、この投稿が何かのヒントになればと願っています。

 

さぁ、あなたもDNAの洗浄をしてみませんか?

 

フランス、ベルギーは11月1日、ご先祖さまや亡くなった方を敬う祭日です。

ご先祖さまに手を合わせることで自身の傷を癒す日に、地球も核から癒されますように。

永田友絵

 

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